倒産?閉店?消えてしまった懐かしのメンズナックル系ブランド

GRAFFITY COURAGEUX(グラフィティクラージュ)

モノの本質を捉え、本物にこだわる潔さを追求するGRAFFITY COURAGEUX(グラフィティクラージュ)。オトコらしいセレブカジュアルをコンセプトに持つからこそ、ラグジュアリーには一家言持っている。男に生まれたからには絶対に知っておきたい男だけの悦び。それがグラフィティクラージュが提唱する新しい「男らしさ」のモードだ。テーラードジャケットやシャイニーなダウンなど、男のフェロモン立ち登るセクシーなアイテムが印象に残っている。

VICE FAIRY(ヴァイスフェアリー)やLIVERTINE AGE(リバティーンエイジ)など、人気109系メンズファッションを展開するアパレルメーカーUDGのオリジナルブランドとして、雑誌メンズナックルなどによく掲載されていた。ヴァイスフェアリーより人気があったような印象だが、グラフィティクラージュというブランドはいつのまに消えて、いまではヴァイスフェアリーがお兄系トップクラスのブランドとして生き残っている。

RUMOR(ルモア)

ロック、バイカー、ミリタリーをベースに、より男臭さをブラッシュアップさせたアイテムを展開していたRUMOR(ルモア)。メローで武骨な男臭さがあり、ザコどもを威嚇するハードな攻撃的アイテム、ディテールに様々なカスタムを施したアイテムなど、グランジ力を高めたデザインが魅力。グランジといっても決して汚らわしいわけではなく、スタイリッシュグランジの領域に到達させている点がルモアの人気の秘密だ。

雑誌メンズナックルが提案するお兄系スタイルの伊達ワル。その1つの答えとしてルモアが打ち出したのが、ワイルド&グランジというスタイルだ。特にさりげないヨゴシ加工でグランジ感を描き出すレザージャケットやボトムスなどは、ルモアの代表的なアイテムといえるだろう。

DEADLY JESTER(デッドリージェスター)

クールな男のニューワイルドスタイルを牽引していたDEADLY JESTER(デッドリージェスター)は、伝統的なミリタリーやスポーツテイストを現代に蘇らせる魔術師だ。何時だってギャルはワイルドな男を欲しているが、そのワイルドという言葉から想像させる武骨さやアツさなど、そんな時代は終わり、新しいワイルドさを提案する。それがデッドリージェスターというお兄系ブランド。

デッドリージェスターもメンズナックルなどのお兄系雑誌によく掲載されていた。たしかセレクトショップKINGDOMで取り扱っていた気がする。レザー素材のアウターやベロア素材のなめらかなパーカなど、サーベルの刃のような凄みあるワイルドな色気を際立たせるアイテムが揃っていた。

infect colors(インフェクトカラーズ)

原色系とモノトーンのアイテムパワーバランスが抜群のinfect colors(インフェクトカラーズ)。カワイイものをカッコよく仕立て上げることに注力し、小花柄などのフェミニンイメージの強いモチーフを積極的に取り入れ、アメカジを同ブランド流にモダナイズしたカジュアルアイテムが揃う。

ブランド名からもわかるように、色遊びコーデに定評のあるインフェクトカラーズ。最近までメイヘムなどで取り扱っていた記憶があるが、いつのまにか消えていた。レトロ風味、カウチンにスカルをあしらったアイテムなど、アメカジ系のポップ斬新かつポップな発想のアイテムが印象に残っている。

EIGHT BY GOLD LABEL(エイトバイゴールドレーベル)

EIGHT BY(エイトバイ)の9つ目のベクトルとして、大人っぽいテイストの高みを極めたもう1つのステージ、それがEIGHT BY GOLD LABEL(エイトバイゴールドレーベル)。本格的なスーツラインを軸に、本物のウェアというイメージを打ち出したこのメンズナックル系のブランドは、ブラック&ホワイトを基調としたラインを明確に表現している。エイトバイでは成し得なかった、分かりやすいシックで大人の色気が漂う世界感を構築している。

エイトバイゴールドレーベルは渋谷の老舗ジェットフィールドが手掛けるブランドだが、エイトバイやワンショットキルなど、お兄系のオリジナルブランドを多数展開していた。エイトバイについてはこちら、倒産?閉店?消えてしまった懐かしの渋谷系・お兄系ブランド(主にメンズエッグ系ブランド)で紹介している。

JUVICE(ジャヴァイス)

1人の人間であれ正義と悪を併せ持つ。この真理を体現するブランドがJUVICE(ジャヴァイス)だ。黒を基調としたアイテムを展開しつつ、ロザリオネックレスやスカルリングなどをはじめとしたアクセサリーラインナップが充実。。しかも確かなクオリティを保ちながらも、アクセは全てアンダー1万円というリーズナブルさ。

2007年にスタート。ジャヴァイスとは、ジャスティス(正義)とヴァイス(悪)というワードをミックスさせた造語だったかな。悪ってのはデザインとして分かりやすいけど、正義はどう表現していたのか、当時はそんなこと考えることもなかったけど。

HIDDEN CHARMS(ヒドゥンチャームス)

HIDDEN CHARMS(ヒドゥンチャーム)の語源の由来は、隠された魅力。。シルク混の生地などでハイクオリティな素材を厳選し、着る者が自分自身でさえまだ気づけてない魅力を引き出すデザインワークがウリだ。ワイドエリ、吊り下げ式ポケット、バックスペンサーなど斬新なカスタムを次々とフィーチャーし、ブランドカラーとして押し出している。

ヒドゥンチャームは2007年にスタート。メンズナックルでリョーマが着用していてあらカッコいいと思った記憶がある。ギャル男っぽいものを伊達ワルナイズしたアイテム、攻め続ける個性豊かなイマジネーションを感じさせるアイテムが揃っていた。当時は結構人気あったように思う。

EXTASER(エクスターシャ)

メンズナックルでモデルとして活躍していたリョーマ(塞上リョーマ)がデザインするアクセサリーブランド。エクスターシャとはギリシャ語を語源にした造語で、無我夢中、狂気といった意味が込められている。すべてのアイテムにこだわりをもって魅了するというコンセプトのもと、メッセージ性の強いものを作っている。アクセサリーをメインに、トータルコーディネートできるように様々なアイテムを展開。

2008年にスタート。名前がカッコいいのでよく覚えている。公式サイトやブログはもう存在していない。価格帯は幅広く、定番のモチーフもリョーマ流にアレンジ。重厚感や繊細なディテール、品のあるゴージャス感を意識したデザインのアクセが揃っていた。

TOKYO RUSH THE REAL COLORS(トーキョーラッシュザリアルカラーズ)

RUSHとは時代を駆け抜けるという意味。TOKYO RUSH THE REAL COLORS(トーキョーラッシュザリアルカラーズ)は東京の街で日々更新されるトレンドを踏まえて創る、比類なきクオリティの服でカリスマ的人気を誇る。伊達ワルなら絶対に押さえたい、新たな世界観はこのメンズナックル系のブランドにはある。

たしかトーキョーラッシュザリアルカラーズもエイトバイなどと同様にジェットフィールドが展開するオリジナルブランドだったが。いやただ単に取り扱っていただけだったか。ちょっと記憶があいまいだ。奇抜なデザインのもの、ワイルドだけどオシャレで都会的なもの、あとはいかにもお兄系らしいラグランスリーブもあった。

VARENTINE(ヴァレンティーン)

「伝説的な男らしさ」をコンセプトに、若者から大人の男性まで魅了するアイテム作りをモットーとするVARENTINE(ヴァレンティーン)。その中に、古き良き紳士達をオマージュしたヴァレンティーンらしさを落とし込むことで、ワンランク上のスタイルに昇華させる。世代を超越して男の魂を惹きつけ、洗練されたワイルド感を徹底的に表現している。

素材重視のリアルレザーラインだけでなく、デザイン性重視のフェイクレザーやナイロンイアテムなどもドロップ。価格帯に幅を持たせ、リーズナブルからハイクラスまでバリエーション豊かに揃えていた。たしかメンズエッグ読モの小熊祐大が手掛けるブランドだったか。現在、彼の会社シェイルズは主にIT系の業務をしている。なお、メンエグ系モデルのブランドはこちら(メンズエッグの読モがプロデュースしたブランドまとめ)で紹介している。

FULL BLOOD(フルブラッド)

素材やシルエットにこだわり、お兄系の伊達ワルなオトコのライフスタイルにハマるアイテムを追求するのがFULL BLOOD(フルブラッド)。ハイクオリティでありながら価格はリーズナブルという側面を持つアイテムたちは、夢はあるがカネはないというナックルガイの味方だ。

2007年にスタート。自己主張の激しいデザインやギラギラしたデザインなど、まさに血がたぎる伊達ワルを表現したメンズナックル系ブランドらしい洋服が揃う。VAROSH the Corner(現the Corner)などで取り扱っていた。

LUST SINCE2005(ラストシンス2005)

夏だけが恋の季節なんて誰が決めたのか、アメリカ西海岸に吹く、爽やかな風のようなオトコの色気満点のLUST(ラスト)のアイテムたち。クラブの中でも花火みたいに弾けられる、等身大の男らしさを追求したブランドだ。海やストリート、クラブなど様々なシーンで活躍できるスタイルが人気の所似。

SINCE2005なんて付いてるぐらいだから2005年頃からスタートしたのだろうか。ポップなイメージのプリントなどが印象に残っているが、どこか洒落っ気のある男の色気を感じさせた。伊達ワルなお兄系クラブスタイルを提案するショップ「メイヘム」で取り扱っていたような気がする。

a garb extra(アガーブエクストラ)

Ageことa garb extra(アガーブエクストラ)の洋服から真っ先にイメージされるのは、ラグジュアリーなワルという言葉。このブランドの提唱するミリタリーやロックといった武骨なワイルドスタイルには、男らしさはそのままに、冷たい宝石のような輝きを放っている。こだわりのワイルドアイテムを探すならこのブランドだ。

アガーブエクストラのコンセプトは大人の不良の色気とワイルドさ。アパレルメーカーのスコットサイドが展開しているオリジナルブランドで、たしか当時は渋谷109-2にも店舗を構えていたと思う。

DEXIE DEAN(ディキシーディーン)

20世紀の伝説的なフットボールプレイヤーの名前を冠したDEXIE DEAN(ディキシーディーン)の服には、男らしさを毅然たる美しさにまで高めたフェロモンが宿るブランドだ。元の体格は関係なく、どうすれば男の体躯が魅力的に見えるかを追求している。男のカジュアルとはモテ服の始発駅にして終着駅、そんなオスのフェロモンで一人勝ちするために着る服。

ディキシーディーンとか全く知らないけど、きっと有名な選手なんだろう。ディキシーディーンの服はなんというか独特で不思議な世界観のある。男前なアメカジならディキシーディーン。

VANDIT(ヴァンディット)

メンズナックルの読者モデルとして活躍していた天馬プロデュースのVANDIT(ヴァンディット)。ブランド名はVAN(先駆者)とBANDIT(盗賊)から生まれた造語。特定のスタイルテーマを設けないことで、トレンドを即座に取り入れる敏感性がウリのブランドだ。

俺たちにテーマはいらねぇ、フリーダム!とばかりにスタートしたVANDIT。人気ホストの天馬は当時、メンズナックルを代表する美少年モデルとしても活躍していた。ヴァンディットの公式サイトはもう存在していない。しかし盗賊って言葉をよくチョイスしたな・・・。

OUDREY BALLACK(オードリーバラク)

伊達ワルの中にもさりげなく“知性と品”を溶かし込み、ほのかにブルジョワフレイヴァーを漂わせるメンズナックル系のブランド、それがOUDREY BALLACK(オードリーバラク)だ。武骨の中からも品が宿る、そんなデザインセンスの高さには定評がある。

オードリーバラクもまた老舗ジェットフィールドが2007年頃から展開しているオリジナルのブランド。ボアで武骨さを加速させたアイテムなど、とことんワイルドフルなブラック系カジュアルが揃っていた。


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