デニムをお兄系っぽく&センスよく着こなすには
最強の王道ボトムスといえばデニムだ。アウトローっぽさを出すなら、ユーズド加工やダメージ加工、アタリやヒゲ、ヨゴシ加工などでグランジ的な雰囲気を出したり、光沢コーディング、スタッズやラメなどでシャイニー感を出すのもいいだろう。こういった加工のバリエーションが豊富な上に、ブルーとブラックの違いだけでも着こなし方は違ってくる。
ブルーデニム
ブルーといっても淡い青色のことではない。淡色ブルーはギャル男的な着こなしには合うが、ナックル系の着こなしには合わない。よって濃紺ブルーのデニムをチョイスするべし。お兄系ならとりあえず落ち着いたダーク系のアイテムを濃紺デニムに合わせればいいと考えがちだが、シンプルすぎるというか、地味すぎというか、ありがちなコーディネートすぎる。アウトローっぽさお兄系っぽさを出すなら、ロック系のコーデでまとめて差し色で楽しみたい。
チャラさを控えめにした大人アメカジ的なカジュアルスタイルなら、濃紺デニムにモノトーンのチェックシャツを合わせて、インナーにブルーを差し込む。チェックシャツはダーク系カラーで、インナーはヴィヴィッドなブルーを差し込むことで、大人のアメカジらしさをアピールできる。
ワイルド&アウトローなスタイルなら、ブラック系のジャケットの下にえんじカラーをチラ見せ。ワイルドなコーディネートに差し色のえんじを入れることで、妖しげな色気を加えられる。パーカを使うなら、黒と相性の良いレッドをパーカで入れ込み、パーカのテイストと合わせてブレスやコードのスタッズでロックスタイルに仕上げよう。
デニムスタイルをセンスアップさせるには小物も便利なアイテムだ。ピラミッドスタッズやクロスボーンスカルのキーチェーンをブラックに落としこんで、アングラロックなニュアンスを醸し出したり、ホワイトをベースにしてスタッズやストーンを配したウォレットチェーンも差し色に使える。レザーにスタッズベルトでロックなレッドブーツなどは、コーデ全体をブラックにすれば、足元にインパクトある差し色としてレッド投入が可能だ。
ブラックデニム
ブラックデニムはポケットまわりにスタッズやラメでシャイニーなタイプがアウトローっぽさを出せる。トップスもインナーもブラックでまとめたブラッカーのコーデはありがちだが、全体的にメリハリがなくてぼんやりしてしまう。トップスはブラックかホワイトでモノトーン構成でキメるのがいいだろう。
おさえておきたいブラックデニムは、光沢コーディング、ケミカルブラック、ブラックコーディングのホワイトデニム。コーディングを施してあるブラックデニムは、渋い光沢感を放っているがアクが強すぎるワケでもなく、いろんなトップスに合わせやすい。ケミカルウォッシュ加工したブラックニデニムは、黒と白が混在した独特なカラーを表現していてオススメだ。ハードなクラッシュ加工がスパイスになっている。
ベースがホワイトのブラックコーディングしたデニムは、ヨゴシ的なコーディングを施すことでゼブラ風に。これで清潔感もあるワイルドフレイヴァーをゲットできる。デニムショーツもおさえておきたい。クラッシュタイプでハードに見せたデニムショーツに、黒レギンスやハイカットスニーカーと合わせても面白い。
バイカースタイルならトップスはライダースタイプのポロを合わせ、ブレスとかチェーンもプラスしてシンプル&個性のあるスタイルに仕上げたい。こなれたカジュアルブラッカーなら、ブラックのデニムシャツと合わせてテイストを統一。あえてちょい薄色のシャツにして、ボトムスとの差別化でメリハリ付けるのがポイント。
ミステリアスなコーデなら、ペイズリー柄のモノトーンシャツをチョイス。ペイズリーとオキニスのブレスを合わせて神秘的な香りをプラス。全体をモノトーンで揃えるから、ブラックデニムともすんなりハマること間違いなし。スタッズ付きのカーディガンを合わせるのもいい。クレバーの中に潜めたちょいロックが疼き出す。