男らしさを至上とする渋谷系ブラックワークスタイル
渋谷系メンズシーンのサイズ感にセンセーショナルを巻き起こした「ワーク」というスタイル。リアリティあふれる武骨なアイテムで構成された渋谷系ワークスタイルは、ブラックというカラーでまとめることにより一層イカつさを与えてくれる。男心くすぐる全身になること間違いなしなので、女ウケのファッションを卒業した男にオススメのスタイルと言えるだろう。
渋谷系アメカジを得意とするメンズエッグなどの雑誌にも、よく取り上げられているワーク系のスタイル。より男臭いルード感を増したブラックワークは、トップス、パンツ、シューズ、かぶり物の4アイテムを黒で揃えて、初めて完成する。この四位一体がブラックワークの証だ。ブラックワークを確たるものにするこの4つのポイントを黒で揃えることが大事で、チノパンだけベージュだったりしたらそれはいつものワーク系と変わらないし、説得力も無くなる。武骨なコーディネートをさらに強めに持っていくなら、このルールは厳守すべきだろう。
トップスに関しては豊富な選択肢があるので、自分だけの一着を選ぼう。ロゴ入りのスウェットパーカはストリートともクロスオーバーするアイテムとして最適。スウィングトップは着回しが効く定番のトップスだ。白黒のチェックシャツもオススメ。メンズエッグなどの雑誌でもよく出てくるアイテムだが、ワーク系のスタイルといえば、チェック柄がお約束。ベストも使えるトップス。チェックシャツ一枚よりも断然オシャレに見えるベストを重ねることでは、もはやワークでも常識だろう。
パンツは必ず黒にしたい、実は最重要なポイントだったりする。デニムパンツはワーク系のみならず幅広く活用可能なボトムス。ワーク系のコーディネートにピッタリなブッシュパンツは、多少ラフに穿くのがカッコよく見せるコツだ。ベルトループなどが付いたタイプのチノパンを選ぶと、シンプルな中にワークっぽさが際立つ。サスペンダー付きパンツもワークっぽさを出せる。チョイスするならサスペンダーは白がいいだろう。ベルトを巻くよりもグッと注目を集められるし、ブラックワークの中にあってはカラーアクセントにもなる。
普遍的な機能美がワークスタイルには似合う。スケートシューズは太目のチノパンと相性が抜群なのは言うまでもないだろう。スタッズが打ち込まれたレザーシューズは、その武骨な風合いがワークにドハマリ間違いなし。そしてブーツ。ゴツめのソールと無駄を排したフォルムが、ブーツ本来の特性を物語っている。
かぶり物はハットの渋さかキャップの爽快感か、好みによって使い分けたい。ロゴプレートやスタッズが打ち込まれたメッシュキャップもいいだろう。シンプルなブラックハットはマストバイアイテムの筆頭候補だ。
キャスケットとバンダナ、サスペンダーが効いているオールドスクール的なワ-クスタイルには、パンツをやや太めで穿いてストリートなリアルワークにこだわりたい。一方でシャツとベストでキメる今どきニュアンスなブラックワークなコーディネートは、白黒チェックシャツと黒ベストの黄金コンビが断然オシャレだ。