バイカー系のレザーアイテムが揃うブランド・バッファローボブズ

バイカー系やロック系のアウトローファッションを好むワルに人気のレザーアイテムは年を重ね、着込むほどにエイジングし、味が出る。その味の良さは着こんできたアウトローにしかわからないものだ。本物はいつの時代も合わせ方次第でカッコ良く見える。たくさん服を買っても、そのなかで10年後に残っているものは1着あるかないか。その1着になるのが本物のレザーアイテム。毎年着ても、着こなし次第で毎年新しく見えて、しかもレザーが年々味を出してきて、どんどん馴染んでいく。レザーは何枚買うかではなく、何年着るかが重要だ。その年季が自分の歴史になる。一緒に歳を重ねられる最高の楽しみがある。

そんなレザーアイテムに定評があるのがBUFFALO BOBS(バッファローボブズ)。加工法や生産工場までも厳選する徹底ぶりで、特にスーツやテーラードジャケット、レザー、ダウンジャケット、コートなどに注力している渋谷系のファッションブランドだ。お兄系からロック、バイカー系ファッションを好むアウトローに人気がある。ブランドの歴史が長いバッファローボブズは、ナンバーワンならではのオーラがある。もともと同ブランドは本格的な古着屋でスタートして、時代を先取りする中で徐々にオリジナルを作り始めた。それがいつの間にかお兄系と呼ばれるようになり、一気にブームに火がついた。

新品のレザーは天然なめし剤を使ったベジタブルタンニングならではのツヤとシワ。新品で楽しめるこのツヤとシワは、匠レザーと呼ばれるほどの完成度の高さを証明している。使い込んでいくと革が柔らかくなり、新品のときにあったシワやクセが次第に伸びていく。これが革を身体になじませるためのベースになる。3年ほど着こむと、ひじなどに自分の動きに合わせたシワが刻みこまれる。全体のフォルムも身体のラインに沿って丸みを帯び、フィット感が出た自分だけの1着へと完成していく。これがレザーの醍醐味というものだ。

お兄系だけでなく、ロックやバイカー系ファッションを好むアウトローにも人気のブランド・バッファローボブズには、匠レザーと呼ばれるレザーコレクションがいくつもある。「CLASSIC(クラシック)」は気品さえ感じさせる古典的英国スタイルのシングルライダースジャケット。カラーはブラックのみ。このベーシックなデザインとゴート(山羊革)、ベジタブルタンニンなめし皮の表情が普遍なカッコよさを魅せ付ける。

「DOUBLE DOUBLE(ダブルダブル)」はニュージーランドシープ(羊革)独特の凸凹感がワイルドなダブルライダースジャケットのデザインにマッチする。カラーはブラックとブラウン。2つ並んだ胸ポケットとフロントジッパーのワイルド感と迫力が、絶大な効果を発揮する。

「NEW WESTERN(ニューウエスタン)」は1970年代のファッションを意識したスリムなラインをサイドのリブで再現した「ウエスタン」の進化版のライダース。フード付き、素材はラム(子羊革)とベジタブルタンニンなめし革。カラーはブラックのみ。フードを外すとスタンドカラーになること、レザーを0.5mmという薄さにまで加工したことがポイントだ。

「PYTHON(パイソン)」は見た目のバイカーらしい武骨さとは逆に、0.5mmに調整されたレザーの厚みが春レザーらしい軽さと着心地の良さを実現している。カラーはブラックのみ。素材はラム(子羊革)、パイソン(ヘビ)、ベジタブルタンニンなめし革。更に袖の切り替えに使用したリアルパイソンの鱗の美しい模様と凸凹が、ワイルドさと高級感を放っている。

「RACER(レーサー)」はシンプルなシングルライダースのデザインを更にそぎ落としたミニマムなデザインが特徴。カラーはブラック、素材はラム(子羊革)。大きめの襟はワイヤーが入っているので形をキープできる。ベビーラムならではの柔らかさから出るドレープ感が、渋谷系っぽいバイカーテイストとモードっぽさを醸し出す。


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