渋谷系アメカジのヴィンテージスタイルで使える鉄板アイテム

定番のアメカジとは一線を画す渋谷系アメカジのヴィンテージスタイル。お兄系とアメカジをミックスしたスタイルの中に、オールドアメリカンをほのかに感じさせるのがポイントだ。リアルヴィンテージアイテムは、どれも値段が高く、正直いって手が届きにくいものばかりだが、この渋谷系ヴィンテージアメカジのスタイルで取り入れるのは、ユーズド感を絶妙に落とし込んだヴィンテージ加工アイテムなので、プライスもかなり抑え気味。

デニムジャケット

ヴィンテージスタイルに欠かせないデニムアイテム。とくにジャケットは、さらりと羽織るだけでサマになり、スタイルに深みとタフさを与えてくれる優良なアイテムといえる。リジットタイプやクラッシュ加工など様々なモデルが数多くラインナップされているので、インナーやボトムスとのバランスを見ながら使い分けたい。

濃厚なインディゴブルーのボディは、貫禄のあるスタイルを構築する。ブラックデニムは程よい重量感が魅力。大胆に入ったクラッシュ加工のデニムは、個性的でアクの強く、1枚だけで存在感が抜群だ。

土臭い印象のデニムジャケットも、ポップなプリントが施されたインナーをセレクトすれば、ガラリと印象が変えることができる。さらにボトムスにはショーツを合わせれば、渋谷系のアメカジらしさと軽快なイメージも加えられる。強烈な個性を発揮するレトロ感たっぷりなペイズリー柄のシャツ。そこにプレーンなデニムジャケットを合わせれば、よりシャツの存在感が映える。デニム地とレトロ柄の相性の良さは一目瞭然だ。

チェックシャツ

1枚でアメリカンな息吹をプラスするチェックシャツは、アメカジの頼れる相棒として真っ先に挙げられるアイテムだ。ヴィンテージスタイルでもその存在感は確かなもので、スタイルに取り込むだけで、アメリカンな風合いを醸し出してくれるはず。デザインやカラーなどのバリエーションも豊富に揃っているから、場面に合わせて使い分けたい。

落ち着いた色合いで飽きのこないシンプルな作りのチェックシャツは、プレーンなパンツと合わせて存在感を出すのがいいだろう。逆に目を惹く鮮やかなカラーリングのチェックシャツは、ポップさを強調しよう。スタイルの差し色としても効果が期待できる。使い込んだような色褪せた加工のチェックシャツなら、ヴィンテージ感がさらに加速する。

チェックシャツとTシャツのお決まりなレイヤードスタイルは、シャツのボタンを開けて、ポップなプリントをさり気なくアピールすることで、渋谷系アメカジらしさを演出できる。また、ポップな色合いのチェックシャツも、カーディガンと組み合わせれば、一気に上品な装いに変化する。

パーカ

アメカジの永久定番アイテムのひとつとして認知されているパーカは、使い勝手の良さが最大のウリで、ラフなスタイルを構築するのに持ってこい。徐々に暖かくなる季節にはライトアウターとして羽織っても良いし、メインとして1枚で勝負するのもアリだ。気分に合わせて着こなしを楽しむべし。

程よいカジュアル感をコーデに注入するパーカ。土臭いイメージのあるチノパンでも、明るいカラーと柄のパーカーをセレクトすることで、ポップに昇華する。また、インナーからチェックシャツを覗かせて、よりカジュアル感を加速させることができる。トップスもボトムス共にパッチワークが施されたアイテムをチョイスすると、スタイルの中にヴィンテージ感を注入できる。さらにプリントTシャツをインナーに持ってきたことで、サーフっぽいノリに仕上がる。

ブラックを基調としたシンプルなパーカは、ヒッコリー柄パンツを合わせることで全体のバランスを調整できて、メリハリの効いたスタイリングを実現する。いさぎよく上下を1枚ずつでコーディネートすれば、男らしさを存分にアピールできる。鮮やかなレッドカラーのパーカは、絶大なインパクトを放つ。これ1枚でスタイルのメインとして使える。

デニムパンツ

永遠のマストアイテムであるデニムパンツは、ダメージ加工が施された一癖あるデニムで勝負するべし。ダメージ加工や色落ちが放つラフな印象で、人目を惹きつけるダメージデニムは、ヴィンテージスタイルを体現するのに、もっとも分かりやすい見た目のアイテムでもある。トップスとのバランスを見ながら、ややルーズに穿きこなすのがセオリーだ。

パッチワークなど一癖あるダメージ加工のデニムパンツをメインに据えるために、トップスの配色はあえてトーンを抑えるのがポイント。主役をはっきりさせたことで、コーディネートにキレが増す。ネルシャツにデニムパンツを合わせた王道アメカジスタイルは、オールド感をコーデに付与するのがキモ。

色落ちの効いたデニムパンツには、チェックシャツにベストをオンし、大人っぽい装いを構築するのが良いだろう。パンツの色落ち&シャツの胸もとを大きく開くことで、カチッとし過ぎないラフな雰囲気に仕上がる。程よいくたびれ加減のデニムパンツは、クセが少なく、トップスを選ばずにコーディネートできるのがミソ。

小物・アクセサリー

スタイルにプラスアルファするだけでお洒落度がアップするアクセサリー。古き良きアメリカを感じさせるのが渋谷系アメカジのヴィンテージスタイルの特徴なので、アクセサリーもカラーや風合い、スタッズ使いなど、テイストを合わせることが重要になってくる。高価なアクセサリーに頼らなくても、ヴィンテージ風味な質感がスタイルに深みを与えてくれるので、アイテム次第で簡単かつ手軽にアクセントを入れることが出来る。

レザーバングルやウォレットコードなどは、レザーの質感がヴィンテージスタイルと好相性。ダメージ加工などが施されたダンガリーシャツで古着っぽさをアピールしたスタイルには、ストールを巻くのが良い。オリエンタルな雰囲気のものをチョイスすることで、個性的に仕上がる。


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